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 質問編・5

Q.)オーラについて教えてください。

A.)オーラとは、「意識のからだ」を言います。
肉体(肉のからだ)は、みなさんの目で見、手で触れることのできるものです。
肉体よりも感覚、感情、理性の方が波長が細やかで次元が高いので肉眼では見えず、手で触れても分かりません。
そして、さらに次元の高い「霊」のからだ、そして「魂」のからだもあります。
ですからオーラとは、何次元にも層をなして重なっている“からだ”だと言えます。

よく「オーラが見える」という人がいますが、それは嘘ではありません。
肉眼ではない、感覚的あるいは霊的な次元で“見る”人はいます。
しかし、オーラとは一枚の衣のようなものではありませんから、「この人のオーラはこうだ」と断定できるものではありません。

なぜなら、みなさんの心(意識)は常に動いています。さまざまな感情が生じ、理性を働かせています。状況によって、心の状態は変化するのです。
心穏やかに安らいでいる時、怒りに我を忘れる時、悲しみに打ちひしがれている時、喜びで飛び上がらんばかりの時…。
表情や体の動きでそれらが表現されるのと同様に、オーラにもそれは表れます。意識のからだもまた、色や形、動きによって表現しているのです。
みなさんの意識は「ひとつだけ」ではありませんね。感情がさまざまに動くのと同様に、迷い、決意、理想、概念という思考の動きもあります。みなさんの心のなか、頭のなかではたくさんの要素が動いています。それを表現しているのがオーラです。

ですから、オーラはこの色、などと一色で表現されはしません。「感情」のからだ(次元)だけでもたくさんの要素(つまり、色や様相)があるのですから、みなさんの意識であるオーラを見ようとした時、さまざまなものが表現されているはずです。しかもその時々で表現されているものは違います。

ある瞬間のある次元の極めて限定的なオーラであるならば、という条件つきでならば、色や様相を「これ」と言うことはできるでしょう。しかし、いつも同じ色、同じ様相ではないのです。
けれども、心に負った傷があれば、癒されるまでその傷はオーラに「傷」や「痛み」として表現され続けます。
ずっと抱き続けている思い(許し難さ、怒り、悲しみ…etc…)があれば、解消されるまでオーラには残っています。
みなさんの意識を表現するからだですから当然ですね。

ですから、その人が幸せで喜びに溢れていれば、オーラは美しい色あいや輝きを放ちます。
疲れた心の時にはくすみ、苛立っている時にはささくれ立ちます。
そしてみなさんが、誰かのために祈り、優しい気持ちになり、また、正義を貫こうとする時、オーラは最も光を放ちます。なぜなら、神性(愛と摂理)を発揮しているからです。
オーラの色あいや様相は、肉体次元に近いほど単純です。それは各意識の次元に対応しているからです。ですから、オーラの各層の色あいや様相も、感覚、感情、理性、霊性、魂・・・と次元が上がるにつれて、複雑微妙なものになります。

また、人間だけではなく、意識を有するものにはオーラがある、ということになります。それは、動物だけではなく、植物もそうです。ただし、人間の意識(オーラ)と同じということではありません。
鉱物の場合は独自のエネルギーの表現形として存在していますが、みなさんのイメージする「意識」はありません。 しかし、その鉱物特有のエネルギーがあるのですから、それは物質次元より上の次元にも表現されています。それは“オーラ”というよりも、“エネルギー”と呼ぶ方がふさわしいでしょう。