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 アトピー

病には全て、その“もと”になっている「心のかげり」があります。アトピーの場合、いちばん根底にあるのは、「存在の否定(肯定できない)」ということです。それは、自分自身の心や体についてということだけでなく、生きていること、生きている自分自身をも認め難いということを含みます。生命は全て祝福されて存在しているもの。それと逆行する意識・気持ちを持つことは深いかげりを抱くことでもあるのです。
そしてそれは自分に向けたものだけでなく、新しい生命を迎えた(迎える)両親の意識の場合、その生命に対して大きく影響します。生まれて間もない乳児、幼い子供の場合がそれです。物心つけば、自分が愛されていないのでは、受け入れられていないのでは、という意識を持つことになりますが、それ以前の場合は、主に両親の想念の影響が大きいのです。それは、「子供の誕生を喜んでいない」という意味ではありません。子供を迎えるのに自分たちの置かれた状況が厳しすぎる場合や、不安・心配があるために肯定的に受けとめられない場合など、「全面的な受容や肯定で喜ぶこと」ができない場合のことなのです。
いずれにしても、その病を得た者が幼い子供の場合は、両親やまわりの者からの無条件の愛情や受容、その子が存在していることそのものを喜ぶエネルギーを必要としているということです。
また、一定年齢以上の者の場合は、改めて、自分が家族やまわりの者から大事に思われている、愛されている、必要とされている、受け入れられている、ということを実感していくことが求められますし、何より自分が自分を慈しむ気持ちを大きく強くしていかねばなりません。ここで、今、生きている自分自身を喜ぶことができるかどうか、が問われているからです。