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めざすもの

−めざすもの−

今の社会や世の中が、人の心を押しつぶしそうになっていることを皆が感じています。実際に、そのなかでは自分の心で生きられなくなっている人も大勢います。「何かが違う。」「どこかを変えていかなくてはならない。」そう思いながらも、どうしようもできないまま、心を痛めるばかりの人たちも。人が人に優しくすること、人が人を助けていくこと、人と人とが心をひとつにすること・・・。それは人として当たり前のことのはず。けれども今は、その「当たり前のこと」ができてはいない。
だから皆が苦しい。だから皆の心がしぼんでいく。

当たり前の心で、当たり前に生きていくこと、それだけですでに、心と心は喜べることをたくさん生み出していけるのです。
ありのままの優しさも思いやりも素直に出して人と関わっていこう。人としての正しさを貫いて行動していこう。そうすれば、今まで押しつぶすしかなかった「心」のふくらみを取り戻していけるのだし、自分もそうしていきたいと思っていた人たちも、そうしていける。

人が恐れているたくさんのこと、死・病・飢餓・貧困・崩壊・災害・・・。それらの本当の意味を知ること。どうすれば恐れを喜びに変えられるのかを知ること。そして実際にそうしていくこと。
ここに集う人たちは、何らかの形で、人々が持つ怖れを喜びに変えていくために自分を役立てていこうとする人たちです。
真実を伝えること、病を癒すこと、互いに助け合う社会にしていくこと・・・。いずれも、人に与えられている“心の力”“喜びを分かち合い、共鳴させる力”によってなされることです。ここは、“人が人としていきいきと、そして健やかに”それを目指してさまざまな活動をしていく場なのです。今は、人の心とからだとを癒していくために(誰にでもできることだから)どうしていけばいいのか、が中心ではありますが、癒し合う人々の生きる社会のあり方、それをどう構築していくのか、その活動にも広がっていくでしょう。
求める人にはいつも開かれているところです。特別な人のみが集まるところではありません。もしも信じるとすれば、それは「人の心」だと言えます。特定の“何か”を信じることを要求するところではなく、“修行”の場でもありません。和やかさを共有しながらも、目的に向かって共に学び、共に働こうとする意志を持つ人たちの集いの場なのです。
地上に生きる人たちが、再び、心の自由と喜びとを取り戻していくために。